日中間の交流が、これまでの友好親善を目的としたものに加え、課題解決型の交流が重視されるようになるなか、日中地方政府間の対話をより強化し、地方が抱える共通課題や解決のノウハウを共有できるような地域間交流の場が求められています。そこで、日中それぞれの地方政府関係者が一堂に会し、それぞれの地域の取組事例・施策を発表し、意見交換を行う場として、本セミナーを毎年、中国各都市で開催してきました。
18回目の開催となる本年は、福建省福州市において「更なる地方協力と発展機会の共有」をテーマに開催しました。
日 程: | 2019年8月21日(水)~23日(金) 21日 在中国自治体事務所連絡会議、福州市主催レセプション 22日 本会議(基調講演、パネルディスカッション)、JETプログラム経験者意見交換会、 地方自治体と旅行会社のPR交流会、自治体国際化協会主催レセプション 23日 行政視察(黄檗寺、福耀集団) ※詳細は第18回日中地域間交流推進セミナー日程のとおり |
参加者: | 日中双方の地方政府関係者等178名(日本側:61名、中国側117名) |
開催地: | 福建省福州市 |
テーマ: | 更なる地方協力と発展機会の共有 |
主 催: | (一財)自治体国際化協会 |
共 催: | 中国外交部外事管理司、福建省人民政府外事弁公室、福州市人民政府 |
後 援: | 在広州日本国総領事館、中国日本友好協会、 |
まず、当協会の岡本保理事長が開会挨拶を行い、続いて来賓を代表して中国共産党福建省委員会副書記、中国共産党福州市委員会の王寧書記、在広州日本国総領事館の石塚英樹総領事、中国外交部外事管理司の董広利参事官、福建省人民政府外事弁公室の王天明主任からあいさつをいただきました。
その後、佐賀県の山口祥義知事、福州市人民政府の杭東副市長、全国市長会(佐賀県多久市長)の横尾俊彦相談役が基調講演を行いました。
後半のパネルディスカッションでは、京都府商工労働観光部の鈴木一弥部長、MIJBCセンターの西原茂樹理事長などが講演を行った後に、日中双方の自治体や団体等の代表者によるディスカッションが行われました。
![]() 自治体国際化協会 |
![]() 中国共産党福建省委員会副書記 |
![]() 佐賀県 |
![]() 福州市人民政府 |
![]() 全国市長会(佐賀県多久市長) |
![]() パネルディスカッションを行う |
また、セミナーの開催にあわせ「地方自治体と旅行会社のPR交流会」を開催し、福建省内の旅行会社や地方政府の関係者を集め、日本の在中国自治体事務所が日本各地の観光PRを行いました。
本会議終了後には当協会主催のレセプションを開催し、翌日には福州市内の行政視察を行うなど、日中双方の参加者が交流を深めました。
![]() 地方自治体と旅行会社のPR交流会 |
![]() 行政視察(黄檗寺) |